高額アルバイトの穴
高額アルバイトの中には、お金が良い代わりに危険な内容のものもあります。
ここでは危険なアルバイトをいくつか紹介します。
●治験アルバイト
治験アルバイトとは、新薬(新しく開発する薬)を作る時の臨床試験のモデルになること。自分の体を薬の実験台にする代わりに、報酬をもらうという仕事のことです。
治験の募集にアルバイト感覚で応募・参加することには、少なからずリスクが伴います。インターネットで検索したサイトをざっと見ただけでも、「報酬が高額」といったものと同じくらい、「高額アルバイトをうたうサイトには用心」と記したものが多くあります。
典型的なものは、高額報酬が保証されアルバイトだからということで、登録料、情報料を取るサイトです。この時すでに「治験報酬が高額なんだから、少額の登録料ならいいか」という、受け取ってもいない金額からの引き算が始まります。当然、収支はマイナスのままです。
また、新薬を服用するということで、未知の副作用が出る可能性は否定できません。募集広告に虚偽があって、治験の後、健康被害の発生におよんだ場合、金銭では済まされない代償を払うことにもなりかねません。気軽にアルバイトに応募したつもりが、大きな悲劇のきっかけになるという話は、小説の世界にもしばしば登場します。
過去の例で見れば、実際に認可された薬品であっても、治験アルバイトの段階を通り越して、一般に発売された後に、大きな薬禍問題に発展したケースもあります。しかし、近年は治験の実施環境も整備され、現場に医師が立ち会ったり、治験のための入院に際しては、厳格な条件を満たしてないと調査活動そのものができません。そこが、通常のアルバイトとは大きく異なる点でもあります。
●死体洗い
人は死んだらまずどうなるか?ホルマリンという薬剤につかり、腐敗を防ぐ必要があります。
その作業を夜中やっている仕事です。ホルマリンという薬剤がたんまり入ったプールのような暗く不気味な場所で、ぽかんと浮かんでは上がってくる死体を沈めるのが主な作業です。
決して尋常な人間には出来ないと思いますが、人間の慣れというのは怖いのだ、慣れてくるとだんだん単純作業になってきます・・・。
闇バイト定番として語られる事が多いですが、これを本業としている人間もいるので収入は、結構あるそうです。